令和6年度 夏季保安講習会開催される

県消防保安課の後援を頂き、群馬県高圧ガス地域防災協議会主催の夏期保安講習会が去る82日(金)にホテルラシーネ新前橋で開催されました。

 連日の猛暑の中、多数参加して頂き、充実した講演会となりました。

また、講習会終了後の懇親会を開催し、情報交換、親睦を深めました。

 講習会の内容は次の通りです。

 

○講演(演題及び講師)

 

1)「消防保安行政の現状について」

  群馬県総務部消防保安課 次長 福田 正之 氏

 

2)「高圧ガスを安全に取り扱うために」

  大陽日酸株式会社 北関東支社 技術部長 塚田 幹太 氏

 

 

植野課長から産業保安に係る行政の体制、高圧ガス事業所に対する検査、令和5年高圧ガス事故発生状況、県内で発生した高圧ガス事故、消防団の活性化対策ついてお聞かせ頂きました。

 

山口部長からは高圧ガス保安法の概要、高圧ガスの危険性(低温、高圧、断熱圧縮、液封、可燃性、窒息性、毒性支燃性)、高圧ガス容器の取り扱い、緊急時の措置について、動画を交えて、ご説明を頂きました。講義頂きました。

高圧ガスの定義については圧縮ガスと液化ガス各々圧力と温度により高圧ガスに該当するか否かグラフを用いて分かりやすくご説明頂きました。

高圧ガスの一般知識は高圧ガス容器の表示・塗色・容器の構造、酸素濃度による人体への影響、断熱圧縮の実験映像、圧力調整器・容器弁(バルブ)の構造や安全な取扱についてご説明があり、事故事例やガスの特性については動画を交えてご説明されました。

事故災害防止4原則として

     取り扱うガスの性質をよく理解すること

     高圧ガス設備・容器等の正しい取扱いに習熟すること

     設備をよく点検し、基準に合うように管理すること

     万一の緊急時における処置方法について訓練・理解すること

として締めくくられました。